■　XGI Volari Z7 ■

超低発熱
PCIビデオカード

2005/11/5
o-yam

●前書き

発売当初は品薄だったため静観していたが、在庫も潤沢（と言うより売れ残り？）になって来たようなので、実際にどの位低発熱・低性能なのか検証してみる事にした。

在庫はあってもレア物には変わりは無く、近所の店には売ってない。秋葉まで行くのもアレなので、通販で購入。
　

表
ビデオカードとは思えないシンプルさ。
目ぼしい物はビデオチップとメモリのみ。
ビデオROMが見当たらないが、最近のはチップに内蔵なのだろうか。

裏
裏もスカスカ
メモリ用の空きパターンあり。

チップ
チップを生で見るのはATI RAGE-M以来。
その前はいきなり西暦2000年のRenditionまで遡る。

メモリ
256Mbit GDDR SDRAM 200MHz
x16品が1個。16bit接続。

付属品

やる気の無い紙ペラマニュアルとLowProfileブラケット。
CD-ROMの中には3DMARK2003等が入っている。
いかにゲームに適してないかを知らしめるためであろう。
　

●検証

とりあえずその辺に転がってる環境で検証。
i845、Pen4 2AGHz、SDRAM、Win2000

ここで問題発生。解像度は1600x1200で検証しているのだが、色数がフルカラー24bitにならず、ハイカラー16bitまで。

フルカラーは1280x1024までらしい。そんな話は聞いてないのだが。。。
32MBも積んでおいてそれはないだろう。。。この時点でかなり落胆。

ベンチ結果

端数は省略。設定類は全てデフォルト。

CrystalMark2004

想定範囲内の低性能。
そもそもハイカラーまでしか出せないので、他の3枚と比較しても意味は無いのだが。。

動画再生

一応再生は出来る。なんとなく遅いような気がする。
ちなみにオーバーレイ機能は無い。
動画支援も無いのであろう。

３D CAD系ソフトでの体感

かなり遅い。業務には使用できない。

画面は落ち着いた雰囲気で、滲みなども見られない。これはまずまず合格点。

発熱は驚嘆。ビデオチップに直接触り続けられる位温度が低い。これは流石と言うべきであろう。

●結論

また、ゲームや3D系、ビデオ等も案の定、全然駄目である。チップセット内蔵ビデオの方が遥かにマシであろう。
やはりサーバ用途に使うしか無いと思われる。

いつか出番が来る事を祈りつつコレクションBOX（通称ガラクタ箱）直行。

また、サーバを狙うのであればいっその事メモリも内蔵すれば良いのではないだろうか。今は無きNeoMagicの様に。
メモリは8〜16MBもあれば充分であろうし。