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■ 2GB USBメモリ ■

各種OS起動実験
 

2006/8/14
o-yam

●前書き

USBメモリは以前から持っているが、16MBとか32MB等、単なるフロッピーの代わりであった。

が、2005年あたりからフラッシュメモリの価格が下落(と言うより暴落)を始め、256MBや512MBなどが当たり前になってきた。大容量化が進めば、データの待避以外の用途、例えばCDイメージの保管やOSのブート等に使えるようになる。

虎視眈々と狙っていたところ、ついに2006年夏、ギガ単位のUSBメモリが低価格で入手可能となった。

D●SパラでA-DATA 2GB(RB15-120X)をゲット!値段は4680円!

外観



拡大外観

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素材はシリコン系でブニョブニョ。耐衝撃とでも言いたいのであろうか。
シリコンカバーをめくると奥にチップが見える。「防水」と書いてあるが、JAROに告発モノである。

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ライターより多少小さい

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延長ケーブル付き

 

検証

 

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とりあえず挿してみる。FAT16でフォーマットしてある。

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HDベンチ。古めのHDDと良い勝負。書き込みは多少遅いようだ。

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パーティションを切ろうかと思ったが不可能。「パーティションの削除」が選べない。
Qtparted(Linux)でリサイズに挑戦したが、こちらもハングアップ。

 

実験
お待ちかねのOS起動実験

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BIOSで起動シーケンスを変更
USBのHDDとして認識されている。

とりあえずWin2000を入れてみる。
再起動後、Win2000のロゴの後に惜しくもブルースクリーン

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INACCESSIBLE BOOT DEVICE
BOOTデバイスとしては使用できないようだ。


続いてKnoppix
・CD内のファイルを全てコピー
・/boot/knoppix以下をルートにコピー
syslinux を拾ってきて win32\syslinux.exe を実行
・\isolinux.cfg  を \syslinux.cfg にリネーム
・そのファイル内の9行目も以下のように変更

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BOOTオプションを使いたい場合は2行目に追加しておけばOK
screen=1600x1200 vsync=60 等。

おもむろにリブート。

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めでたく起動した。
CD起動時よりは動作が速い。超高速、とまではいかないが・・・

また全てのマザーで動く保証は無い。
・MSI K7N2GM (nForce2)・・・・OK
・MSI K8NGM(GeForce6100)・・・・OK
・MSI K8MM(VIA K8M800)・・・・OK(BIOS変更要・USB Legacy support)
・BIOSTAR M7VIGpro(KM266)・・・・NG(BIOSで選べない)
・EPSON AT951(i865G)・・・・OK
 

さらにリードオンリーでマウントしているので、設定などは保存出来ない。せめてパーティションが切れれば・・・

knoppix以外にもLinux系であればなんとかなりそうであるが、いかんせん知識がついていかない。。。パーティションが切れないので、Fedora等は難しそうである。

 

●結論

2GBあればknoppixを入れて、アプリのCDを丸ごと入れて、自分の環境を全部入れてまだ多少余る。

HDDどころかCD-ROMすら不要でPCが動く。まさしくゼロスピンドル。いい時代になったモノである。

GBクラスのUSBメモリは色々使い道があるのでオススメである。

 

 

●後書き
革命の感もある。HDDやCDはサーバやNASに任せれば、端末側はこれでいいのでは無かろうか。
USBメモリを前提としたOSが多数出てきそうな予感。(Linux系になるであろうが)

HDDを必須デバイスとしているOSの時代が終わる!?