600MHz余裕

〜 P3-450奮闘記 〜


99/09

背景

AMD Athlon登場によりP3の値段が劇的にダウン。これはもう買わない理由は無い。

近所の店でリテール29週をGET。

狙いは133MHz*4.5 = 600MHz!!!


機材

CPU:
P3-450 SL37C リテール 29週 
CPUID 673

マザー:
DCS P2/370,FW-6280BXDR

VIDEO G400、メモリはCL2の64MBを使用


ノーマル限界調査

リテールFANのまま限界調査

124*4.5  558 2.0V 超安定
133*4.5 600 2.0V Win起動、πエラー
133*4.5 600 2.2V π、FR通過
140*4.5 630 2.4V Win不可。scandiskでエラーバリバリ

かなりいい感じ。リテールFANでも600MHz常用できそう。但しヒートシンクは超熱い


石割り

SECC2形状のCPUは初めてなので、DOS/Vマガジンで情報収集。大体分かった。

使用した器具:ラジペンのみ。

※注意:ここから先は真似しないように。

まず、太目のドライバ等でコジる。FAN部分が簡単に外れる。

 

ヒートシンクを突き抜けているピンをラジペンでコジる。

「ギギギ」と言う音と共に外れる。同じ要領で4箇所とも抜く。

ピンが抜けるとヒートシンクが外れる。

※DOS/Vマガジンではここで「ピンを連結している部分を予め
切る」等と書いてあった。何故そんな事をするのか良く分からない。
切る必要は無い。

 

裏のプレートはピンをラジペンでつまめばすぐに外れる。

ちなみにPBSRAMは三菱250MHzだった。

 

石割完了の図。これなら30秒で出来るな。

SECC1の方がよっぽど難しいぞ。

逆の手順でまた元通りに組立ても可能。


ヒートシンク交換

とりあえず近所の店でSECC2用FAN購入。ヒートシンク高さはリテールの約倍程度。
可愛いFANはさっさと外して8cmFANに交換。

しかしここで問題発生。P2/370マザーはSLOTと電源コネクタが密着している為、
CPU裏側にピンが飛び出すタイプのヒートシンクは使用が出来ない。

ここでFW6280BXDRにスイッチ。とりあえず135MHz*4.5はクリア。SuperPI3分22秒
但し、ヒートシンクはかなり熱い。この程度では冷却が足りないようだ。


ヒートシンク交換 その2

アルファP3125SM60発注。以前は振込みも出来たのだが、最近は代引きのみに
変わったようだ。

リテールのヒートシンクとの比較の図

キットの中身。ファンの配線は自分でハンダ付けする必要あり
組立て完了の図。

純空冷 最終結果

124*4.5  558 2.0V リテール 超安定
133*4.5 600 2.4V リテール Pi、FR通過
135*4.5 607 2.4V 市販ヒートシンク Pi、FR通過
138.5*4.5 623 2.4V アルファ Pi2分17秒、FR通過波紋渦1.6周
140*4.5 630 2.4V アルファ すぐフリーズ(SOFT FSB)

結局140MHzはクリア出来なかった。

アルファの効果は確かにあるが、600MHz程度で異常に発熱しているような根性無しコアでは
これ以上は望めない。

また流石に133MHz以上になるとメモリの根性も重要になる。140MHzが通らないのはメモリ
起因かもしれない。

定格回しの刑にしてやろうか。


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