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■ VIA C3 933MHz ■

超省電力CPU

2003/8/14
o-yam

●前書き

近年のCPUは電気食い過ぎ。CPU単体で100Wなどもってのほか。

省電力に特化したVIA C3で代替出来ないか、パフォーマンスを検証してみることにした。

TDP重視でNehemiah ではなく Ezraコアの933MHzを購入(中古)

TDPはわずか5.9W。最近の一般的なCPUの1/10

●外観
■CPU

拡大外観

133MHz x 7 = 933MHz
ヒートシンク、ファンが必要と書いてある
Samuel1コアの533MHzはヒートシンクのみだったのだが。

拡大裏側

見た目がなにやら懐かしい感じ。

マーキング

1.35V 2001年18週製造だろうか

検証

マザー:JETWAY 630TCF (SiS630)
メモリ:PC133 SD-RAM
OS:NT4

ファンは装着せず、Athlon用の大きめのヒートシンクのみ

特に問題無く起動。CPUも正しく認識している。電圧は1.4Vくらいになったようだ(マザーの自動認識。変更不可)

BIOS上でクロック、倍率が変更可能。
最低クロックは66MHz x 3 = 200MHz が設定出来る。これだとTDPは1W程度ではないだろうか。(さすがに見るからに遅いが)

とりあえず 133 x 7.5 = 1GHz にして動かす。パフォーマンスはまずまず。MPEGファイルを再生しても遅さを感じない。
この状態でヒートシンクを触っても、ほんのり暖かい程度。
放置しようものならヒートシンクが冷たくなっている。動いてない状態と同じである。最近のCPUではあり得ない。

SuperPI は相変わらず遅い。
933MHz  13分30秒
1000MHz 12分45秒

MMXの166MHz並であろうか。

CrystalMarkによるCPU詳細、ベンチ結果比較はこちら

 

●結論

エンコや3Dゲームは論外だが、その他の一般的な用途であれば問題無い。

特に24Hr稼働で省電力、静音を目指す場合には非常に有効。

このCPUもこの先どうなるのか分からないので、対応マザーを持っている場合は1個入手しておくと色々便利かも。

●後書き
毎度の事であるが、価格と性能はいいから、熱、消費電力をなんとかしてくれ>CPUメーカ