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■ Intel Celeron D 347 ■

シダーミルセレロン3GHz
その実力は如何に

2007/2/15
o-yam

●前書き

世代やプロセスが変ったCedarMill(シダーミル)コアのセレロンが出回っている。従来のプレスコットと比較して2次キャッシュが256KB→512KBとなり、 どの程度性能向上したか興味津々。

一つ買って遊んでみる事とした。

何種類か揃っているようだが、当然一番安い「347」に決定。
それでもクロックは3.06GHz。

セレロンを買うのはプレスコット2.8GHz以来3年ぶり。

しかし、巷ではほとんど話題に上らないので大したこと無いのであろう。

外観

拡大箱外観

拡大箱上部

CPUが見える。ロット番号等も確認出来る。良心的である。

拡大箱背面

リテールファンが確認出来る。
これはどうでもいいだろう。。。

拡大ラベル

拡大中身

ほとんどがクーラー。

拡大

SL9KN
2006年の46週物
生産国は中国。中国産があるとは知らなかった。

拡大裏面

LGA775
ピンが無い。ピン折れの心配は無いが、コンデンサが取れたりするかもしれない。

拡大付属クーラ

銅の部分は無いようだ。
グリスが変な形状で付いている。

拡大

装着完了

 

検証

マザーはASUS P5VDC-MX
拡大

メモリはDDR 256MBx2枚
ビデオはSuperPI計測時のみAGPのビデオカードを使用
クーラーはリテール
 

OS実験

まずXP 64bitエディションを入れてみたところ、すんなり入った。
一番安いセレロンでも64bitの時代が来ている事を実感。

Vista RC1 (こちらも64bit版)も普通に動く。

動作速度は・・・・やはりキビキビ感に乏しいような気がする。決して遅い訳では無いのだが、速いとは到底言えない。


オーバークロック実験

OSはXPpro

まずはスーパーπ 104万桁

1分ジャスト

プレスコット2.8GHzとほとんど変らない。。。
BIOSで周波数を上げて限界を探る。
FSB533→600MHz、実クロック3400〜3500MHzあたりが限界。なんとも根性が無い。。。
限界で50秒。。。

確かに発熱は劇的に減っている。プレスコットで3500MHzくらいにすると爆熱であったが、このセレロンはヒンヤリとしたままである。

いくら負荷をかけてもCPU温度が40℃を超える事は無かった。


ファンレス実験

CPU温度が低いのでファンレスの実験を実施。
クロックを限界まで下げ、CPUファンのコネクタを外す。
XP起動後に放置して様子見。

さすがにファンレスは辛いようで、ジリジリと高温になり、70℃を超えたところで実験中止。

低発熱ではあるが、無音マシンは無理である。

 

●結論

シダーミルセレロンはオーバークロックがどうこうは論外で低発熱がメリット。安くて普通に使えて静かなPCを組むには適している。

ただし、2007年の初夏には次のコンローセレロンが控えている。

シダーミルの時代は終りつつあるのでオススメは出来ない。

 

●後書き
今後の予定:コンローセレロンが激安になった頃に買う予定。目指せスーパーパイ30秒以下。