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■繋ぐ一式 ■

ADSL導入記録

2001/03/20
o-yam

●前書き

5年。通信速度が64Kになって延々5年、一向に速度の向上が無かった。それ以前のモデム時代には300→1200→2400→MNP5→9600→28800→33600→56Kと毎年のように速度が上がっていた。

なのにISDNにしたが為に64Kで向上停止。確かにWEBブラウジングや簡単なメールのやり取りには問題無い。しかし振り返ってみて5年も同じ通信速度であったとは。この秒進分歩のパソコン業界で許されていいのであろうか??

確かにその5年の間にルータを付けて複数台が同時利用可能になったり、フレッツISDNで常時接続出来る様になりはしたが、通信速度自体は5年前と一切変わっていない。

その間にケーブルTVが幅を利かせ始め、集合住宅住まいの身では指をくわえているしかなかった。

そこへ現れたのがフレッツADSL。NTTのメタル回線を利用して下り1.5Mという途方も無い速度を安価に手に入れる事が出来る。

これは我が人生を賭してでも導入せねば!(笑)

●開通までの日記
●2000年年末 NTTがフレッツADSLを始めるというニュース

●2001/2/1 新聞か何かでNTTが受付開始を始めた事を知る。速攻でオンラインで申し込み

●2001/2 何の音沙汰も無く2月が過ぎた。ちゃんと申し込めたかどうか不安になってくる。

●2001/3/2 1ヶ月経過後やっと電話がかかってきた。ISDNからアナログに戻すので電話番号が変わるとの事。最近は連絡手段が携帯に変わっているので問題は無い。3つの番号から語呂のよさそうな番号を選択。

切替日は3/19に決定。これもまたのんびりした話。

手順書&ソフトは郵送、機材(スプリッタ、モデム)は宅配で送るとの事。

また「回線品質によっては所定の速度が出ない場合がある。モデムより遅い場合があってもウチは速度を保証しないよ」と脅された。だめならだめで他の業者にするだけだ。ここは勝負ですな。

●2001/3/某日 手順書&ソフト到着。PPPoEのソフトが入っているらしいが、ルータをかますので無視。

●2001/3/18 切替日前日。未だに機材が届いてない。アナログに戻るので従来のフレッツISDNは使えなくなる。アナログモデムでダイアルアップしろと言うことか?日曜日であったがNTTに電話。折り返し担当から連絡するとの事だったが、休みの為担当者連絡つかずとの事。当日連絡するとの事。

●2001/3/19 担当よりTELあり。機材が切れている?今日入荷するので入荷後にバイク便を飛ばす、もしくは持参(!)するとの事。真偽は定かでは無いが、そこまで言うなら納得してやろう。

バイク便で勤務先に届けてもらう事に決定。

15:00頃、電話がアナログに切り替わった模様。

18:30 バイク便が勤務先到着。機材受け取り。コストかかるのに大変ですな。

23:30 一杯ひっかけて(笑)帰宅。少し酔ってるが(笑)作業開始。

 

接続作業
スプリッタ

これがミソなのだろうか。ただの分配器にしか見えない。片方を電話、片方をモデムに繋ぐ。レンタル品。

モデム

レンタル。日電製ってのがバレバレの概観。コネクタはRJ11とRJ45が1個ずつで非常にシンプル。ドライバだのソフトだの設定だのは全く無く、ケーブルを繋ぐだけ。スプリッタ⇔モデム間のケーブルは市販の電話線を使用。

ローカルルータ

予め買っておいたルータ。メルコBLR-TX4。4ポートスイッチングHUB内蔵。

パソコンが1台しかない場合はモデムに直接繋ぐだけだが、複数台ある場合は家庭内LANとWANを繋ぐ必要あり。

安価であったとの、使い方は無線LAN(AirStation)と似たようなものであったため選択。

背面。HUB4ポート。

ルータのIPアドレスを設定し、さて、接続!と思ったが繋がらない。どうもルータのファームが古いようだ。

アナログモデム(あってよかった)でファームを落としてきてアップデート。

後は問題無く接続。祝・ADSL1.5M開通!

●検証
「回線品質によっては所定の速度が出ない場合がある」と脅されていたが、フルスピードに近い速度が出ている。局から近いのがよかったのだろうか?(ちなみにNTT大森はほとんど隣。ただしそこに収容されているかどうかは不明)

会社はケーブルを使っているので、速度自体に驚きはなかったが、やはり速い。ストレスを感じ無い。動画はさすがに苦しいが、それでも動画が見れるようになったのは驚愕に値する。

巨大な添付ファイル付きのメールでも一気に読み込みが完了する。これは便利だ。

測定サイト http://lucino.virtualave.net/speedtest.html
測定時刻 2001/03/20(火) 19:26:14
回線種類 ADSL
回線業者 NTTフレッツADSL
プロバイダ nifty
測定対象 homepage2.nifty.com
データサイズ kB
伝送時間 7.85秒
スループット 111.3kB/s
スループット 890kbps

また回線速度が上がった弊害もある。動画が扱えるようになった関係上、パソコン自体の処理速度、画面描画速度、サウンド再生品質に不満が出てきた。贅沢な悩みではあるが、それなりの端末を用意する必要があるだろう。

●後書き

通常のホームページはアナログモデムを前提に軽く作られている為、速度の恩恵を享受する場面は少ない。

しかし、今後はブロードバンドを生かすコンテンツが増えてくるだろう。長年の夢であったVOD(ビデオ・オン・デマンド)が見えてきた。

次は一軒家でも借りてFTTHの100Mでもやってみようか(笑)